コーチングとカウンセリング
コーチングにあまり馴染みの無い方や、初めてセッションを受ける時によく聞かれることがあります。
「コーチングというのは、カウンセリングとはどう違うのですか?」
ごもっともな疑問だと思います。
私自身、なんとなくよくわからないまま、コーチングを学びに行きました。
そのあたりを踏まえて、今日は、コーチングとカウンセリングについてご紹介していきたいと思います。
目次
コーチングとカウンセリングの違い
コーチングとカウンセリングは、どちらもクライアントとなる相手の方から、テーマについて話を聴くことが主な内容となります。
そういった意味で、外側から形だけみると、行っていることは同じですので、なかなか判別できないと思います。
では、何が違うかというと、、、
行われている内容に目を向けてみてもらえると違いがイメージしやすいかと思います。
気持ちがニュートラルな状態を仮に、「0(ゼロ)」とします。
「マイナスレベル」を主に取り扱うのが、「カウンセリング」。
「プラスレベル」を主に取り扱うのが、「コーチング」。
ざっくりとそんなイメージを持ってもらうとイメージしやすいかと思います。
心の傷やメンタル不調などを主に取り扱うのか、
目標達成や自己実現などを主に取り扱うのか、
そこが違いとなってきます。
ですが、、、
個人的には、実はあまり「コーチング」も「カウンセリング」も区分けを意識していません。
どういうことか。。。
それについても少し説明していきたいと思います。
コーチングもカウンセリングも意識していない理由
私がコーチングもカウンセリングもあまり意識していないのは、
一番大きな理由は、
コーチングでも、カウンセリングでも、やっていることは一緒。
だと思っているからです。
コーチングでいざスタートしてみても、話をすすめていくとカウンセリング案件になることもよくあることですし、
最初はカウンセリング案件としてスタートしても、「本当は何を望んでいるんだろう?」と、コーチング的なアプローチで元気を取り戻していく、ということもよくあることです。
大切なことは、何ができていなくても何ができていても関係なく、「存在そのものの素晴らしさ」に目を向けて関わっていくことだと思います。
目の前にいる人のなかにある「力」や「可能性」に目を向けること。
目の前の人には、困難を乗り越えていける力があるし、それを発揮して人生を創っていける、という視点で相手を観ること。そういう姿勢で相手と関わること。
大事な本質は、コーチングでもカウンセリングでも一緒だと思います。
とかく現代は、「○○ができる→すごい人」「○○が出来ない自分→自分はダメだ」
というふうに、「根拠」至上主義です。
ですが、本来は、「存在の素晴らしさ」に「根拠」は不要です。
そこを切り離したいと思いながら、私はクライアントさんと関わらせていただいています。
これが、私がコーチングもカウンセリングもあまり意識していない理由です。
いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
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