いいコーチングとは

こんにちは。
コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。
今日は、いいコーチングとは、という切り口で少し書いてみたいと思います。
私の住んでいる山梨では、まだまだそれほどではないですが、最近は地方でも場所によってはかなりコーチングをする方も増えてきました。
そんな中で、いざコーチングを受けようと思った時、気になるのではないでしょうか。
「せっかく受けるなら、いいコーチングを受けたいな」
「どのコーチだったら、いいコーチングをしてくれるのかな」
自分も同じ立場だったらそう思うとおもいます。
では、「いいコーチング」というのはいったい何なのか、一緒に少し考えてみたいと思います。
目次
いいコーチングとは
まずは、いいコーチングについて考えてみましょう。
みなさんは、どんなコーチングがいいコーチングだと思いますか?
何をもって「いい」とするか、が大事だと思いますが、
私が大切だと思うことは、
「クライアントさんがいいと思ったコーチングがいいコーチング」
です。
コーチは、訓練のために、他の経験豊富なコーチから実際のセッションをみてもらって、フィードバックをもらう、といったこともしたりしますが、
何より重要なのは、クライアントさんが感じたものです。
仮に、「こんなのコーチングとは言えないよね」っていうものだったとしても、クライアントさんが、「最高に勇気づけられました!」ってなれば、それは「いいコーチング」だと思います。
私が通ったコーチングスクールでは、こんなことを教えてくれました。
「ドリルの刃を買う人が欲しているのは、「穴」であって、ドリルの刃ではない。」
わかりますでしょうか?
自分は最初、よく意味が分からず、理解するのに数分かかりました。
マーケティング業界での有名な格言のようです。
本当に望んでいる目的、結果は、「理想の穴」であって、そのために「ドリルの刃」が必要だからそれを買いに来ているわけですよね。
コーチングも一緒です。
本当に欲している「何か」のために、「コーチング」が必要。なわけです。
ここをつい見落としがちです。
そうであれば、「いいコーチング」かどうかは、「コーチング」に目を向けるのではなく、
相手が本当に欲している「何か」に役立ったか、近づけたか、ヒントになったのか、達成されたのか、に目を向けるのが建設的だと思います。
それが満たされているのであれば、手段は何であれ、「いいコーチング」と言えると思います。
なのですが、、、
ここでひとつ気を付けていただきたいことがあります。
次では、そこについて書いていきたいと思います。
ひとつ気を付けたいこと
ひとつ気を付けていただきたいこと。
それは、この世界には「タイムラグ」が存在する、ということです。
経験はないでしょうか?
ふとしたときに、「あ、思い出した!」とか「こういうことだったんだ!」
と思いだしたり、点と点が繋がる、ということを。
タイムラグとは、そういう意味です。
もう一つの意味は、「想い」が「現実」として出現するまでには「時間」がかかります。
そういう意味での、タイムラグです。
コーチと実際にコーチングする時間はだいたい1~2時間です。それも、月に2~3回程度です。
冷静になって考えれば、セッション外での過ごしている時間の方が圧倒的に多いんです。
セッション中に大きな気づきやヒントが生まれることも多いですが、セッション以外の時間で何かが起こること、何かを掴むことの方がはるかに多いです。
もしかしたら、コーチ・クライアント関係を解消したあとに効果を実感するようなことが起こることだって、充分考えられます。
ということは、
「なんかよくわからなかったコーチング」もあとあとになって、「めちゃくちゃいいコーチングだった」と変わってしまうこともあると思っています。反対も然りです。
ですので、私の結論としては、
あまり「いいコーチングかどうか」にそこまでこだわる必要はない、と思います。
私は、「本人が死ぬまでに、あの時のあれはこういうことか!が起これば、それで自分のお役目達成」、と思ってコーチングをしています。
いいコーチングかどうかを気にするのであれば、次のような視点を気にしてみるのはいかがでしょうか。
・信頼関係を感じられたか
・安心安全を感じられたか
・話したいことは話せたか
・何か気づきや試したいことが見つけられたか
・自己理解は進んだか
特にコーチとクライアントとの関係性は重要な要素ということがわかっています。
ぜひ意識してみてくださいね。
いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
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