いいコーチとは
こんにちは。
コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。
前回は、「いいコーチングとは」について書いてみました。
今回は、その流れで「いいコーチとは」について書いていきたいと思います。
みなさんは、いいコーチとは、どんなコーチだと思いますか？
反対に、よくないコーチとは、どんなコーチだと思いますか？
初めてコーチングを受けようと思っている人や、なかなかいいコーチと出会えない、と悩んでいるような方は、ぜひ、コーチを探すとき、コーチングを受けるときの参考にしてみてください。
目次
いいコーチとは
前回は、「いいコーチングとは」について書いてみましたが、
今回は、「いいコーチとは」について少し書いていきたいと思います。
自分がコーチングを受けたとして、その人がどんなコーチだったら「この人はいいコーチだな」と感じますか？
人によってそれぞれの答えが返ってくると思います。
・なんか優しそうな人だった
・話しやすかった
・質問が良かった
・気づきがあった
・業績が上がった・・・などなど。
その人がどこに焦点を当てているかによって、いいコーチかどうかは変わってきます。
明確にした方がいいことは、
「いい」という表現が、何をもって「いい」とするか、を明らかにすること、です。
私にとって、「何よりも信頼感」が重要、
私にとっては、「スキルが高い」ことが重要、
私は、「こまめにやりとりができる」ことが大事、
など、自分にとっての「何がある＝いい」という定義を明確にしていきましょう。
そうすることで、それが指針となって、いいコーチ探しに迷っていた人は、「いいコーチ」に巡り合える可能性が高くなるでしょう。
初めてコーチングを体験してみようと思っている人は、自分の中に判断軸が持てるようになります。
「万人にとっていいコーチ」は、存在しません。
「いいコーチ」とは、「（自分にとって）いいコーチ」
だと思ってみてください。
とはいえ、、、何か指針が欲しい方のために、
こんな視点をご紹介してみたいと思います。
クライアントの変化にとって有効な要因
コーチ探しに何か指針が欲しいと思っている方に、こんな視点をご紹介してみたいと思います。
これは、コーチングの調査結果ではなく、セラピーの分野での論文にはなりますが、共通する部分も多いと思います。
ランバートという人が調査をして、「クライアントの変化にとって有効な治癒的要因」として、４つの要因を挙げて比率を述べています。
１つめに、治療の外の要因 ４０％
２つめに、治療関係の要因 ３０％
３つめに、クライアントの期待、プラセボ １５％
４つめに、技法の要因 １５％
ひとつめの治療外要因というのは、クライアント側や環境などの要因のことで、治療に参加しているかどうかに関係なく、回復に役立つ要因のことです。
治療関係の要因、というのは、受容的であったり、温かく接してくれること、共感的にかかわってくれること、勇気づけてくれること、などの関係性のことです。
期待、プラセボの要因というのは、プラセボ効果（やるからよくなるだろう、といった期待や希望）のことです。
この調査結果は、調査方法や根拠が示されていない部分もあることから、科学的根拠に乏しい、という意見もあります。
ですので、あえて有効割合を引き合いに出したり、技術よりも関係性が重要、という方向の話はしませんが、有効な要素要因として、
コーチとクライアントの「関係性」が重要だということは間違いないと思います。
コーチ探しの指針
以上のことをふまえ、コーチ探し、コーチ選びをする際には、
「この人は信頼できそうか？」
「私に共感的に関わってくれそうか？」
「この人に何でも話したいと思えそうか？」
「この人と一緒に協力してもいいと思えるか？」
といった、「関係性」に着目して、ひとつ指針にしてみてはいかがでしょうか。
セッションしてみるまでわからない、と思うかもしれませんが、以外と、
セッションするまでの連絡のやり取りだったり、問い合わせをしたときの帰ってくる反応だったり、コーチの使っている言葉遣い、あとは、ホームページやSNSをやっているようだったらその写真や投稿内容、などで非言語レベルで感じらものはたくさんあると思います。
もちろん、時間や費用が許すようであれば、実際に一度そのコーチのセッションを体験してみることをオススメします。
ぜひその際も、「（私にとって）いい関係性を持てるコーチか」というのを頭の片隅に置きながらセッションを受けてみてくださいね。
いかがでしたか？
みなさんのなかで気になった部分はありましたか？
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
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