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自己効力感について



 

こんにちは。コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。

今日は「自己効力感」という感覚について書いてみたいと思います。

おそらく多くの方があまり聞いたことがない言葉だと思いますが、

「自己効力感」は、「自己肯定感」とは少し違います。

自己効力感は、何かにチャレンジしたり、目標を持って進もうとするとき、などに大切になってきます。

詳しく一緒に整理していきましょう。

 

目次

自己効力感とは

何かにチャレンジしようとする時や、目標に向かって進もうとするとき、
ぜひ自分や相手の「自己効力感」はどうか、という意識を持ってみると良いかもしれません。

自己効力感というのは、
自分の効力感、つまり、「私はこれができる気がする」「私はやれる感じがする」
といった感覚のことです。

この感覚は、先述のように、自分が何かに取り組んで進んでいくためにはとても大切になってきます。

似たような言葉に、「自己肯定感」というのがありますが、こちらはもっと根本的な、「自分自身をどのくらい受け入れられているか」「自分自身をどれだけ信頼できているか」といった要素が含まれています。
こちらも何かにチャレンジしたり、目標に向けて動こうとしているときには大きな影響を与えていますが、自己効力感とはまた違うレベルの影響となっています。

もうひとつ、「モチベーション」と「自己効力感」の関係はどうなのか、ということも触れておきたいと思います。
「モチベーション」は、「動機付けるもの」という意味ですが、広い意味では「意欲」や「やる気」として使われています。
それに対して、「自己効力感」は、向かう対象について感じるもの、です。
立てた目標や、やろうとしていることに対して「できそう」、「難しそう」などと感じることです。
ですので、その人にとって高すぎる目標設定などをしてしまうと、「自分には出来なそう・・」と自己効力感が下がり、動けない、動かない、ということが起こりえます。

では、この自己効力感を高めるにはどうしたらいいのでしょうか。
次で少し整理していきましょう。


自己効力感を高める方法

ここでは、自己効力感をどうしたら高められるのか、についていくつか方法をご紹介してみたいと思います。

・自分がこれまで出来てきたことを振り返る
・仲間や信頼できる人、コーチなどからの勇気づけ
・イメージトレーニング
・ライバルなど他人を活用
・ポジティブ、楽観的な心理状態をつくる


まず、自分がこれまで出来てきたことを振り返る、というのは、これまでの自分のやれたこと、できたことを再確認する作業です。これをすることで、「あ、自分って意外といろいろ実現できてきたじゃん」と気が付けることがあります。
実現まで至っていなくても、「いろいろとチャレンジできてきたな」となっても充分効果的だと思います。

次に、信頼できる人やコーチからの勇気づけですが、「○○なら出来るよ!」などと言ってもらうことで自己効力感を高めていく、ということです。
勇気づけてもらう、ということですが、あえて、こちらから言ってもらえたら嬉しいと思う人に、「すみません、このセリフで声をかけてもらえますか?」をお願いするのも良いと思います。

イメージトレーニング、というのは、出来た場面やうまくいった流れなどを細部までありありと、繰り返し繰り返しイメージしてみる、というものです。
100回もイメージできれば、0回の時とはだいぶ自己効力感は高くなっていると思います。

ライバルなど他人を活用、というのは、「○○さんに出来たのだから自分にも出来るはずだ」「こういう手があったか、これだったら自分も!」という感じです。
先日、ゴルフでマスターズを日本人で初制覇した松山選手は「同じ人間なんだから、自分に出来ないはずはない」とこう言っていたそうですね。
まさにこの方法を活用していますね。

最後の、ポジティブ、楽観的な心理状態をつくる、というのは、簡単に言えば、気分を高揚させる、ということです。
自分の好きな音楽や映画、気分の上がる場所や身体を動かして楽しい事をするなどして、「あ、自分なら出来るかもしれない」と思える状態を作ってしまう、という方法です。
これは、少し安直な場当たり的な感じの方法になりますので、個人的には選択しないことが多いです。


このように、いくつも自己効力感を高める方法がありますので、時と場所に合わせて、起きているケースに合わせて、いろいろ工夫して活用してみてもらえたらと思います。


いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

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