プレッシャーの正体を掴む

こんにちは。コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。
今日はプレッシャーについて書いてみたいと思います。
みなさんは、仕事やテスト、大会などでプレッシャーを感じたことはありますか?
おそらく一度や二度にとどまらず、ほとんどの方が何度も感じたことがあるかと思います。
プレッシャーを感じたときは、どのように対応していますか?
プレッシャーの感覚が好きだ、ワクワクする、という人もいるでしょう。
あの感覚はなるべく味わいたくない、という人もいるでしょう。
今回は、なるべく味わいたくない、どうしたらあの嫌な感覚から抜け出せるか、といった方に向けて、書いていきたいと思います。
目次
プレッシャーの正体
よくプレッシャーについて相談を受けることがありますが、
仕事やテスト、大会などでプレッシャーを感じるとき、このプレッシャーをどのように対応したらいいのでしょうか。
場数をこなすことで、プレッシャーを感じなくなるということもありますが、おそらくプレッシャーを感じることが嫌だと感じている人は、いつ感じなくなるかゴールが不透明なまま、プレッシャーを感じ続ける場を経験し続けることは、かなり困難なことだろうと思います。
必要になってくるのは、我慢して耐えて耐えてプレッシャーを感じなくなるまで頑張ることではなく、「プレッシャーの正体を掴むこと」が大切です。
プレッシャーとは、「圧力」のことです。
「圧力」ですから、
いったい、何からの圧力を自分が感じているのか、
そして、
どうなってしまうことを恐れているのか、
本当はどうしたい(どういう結果を出したい)があるのか、
を観ていくことが必要になります。
どこからそれがきて、何を恐れているのか、本当はどうしたいがあるのか、
これらが見えてきて初めて、じゃあ今感じているこのプレッシャーをどうするといいのか、が見え始めてきます。
次で具体的に例をあげて見ていきましょう。
プレッシャーを観察する
例えば、ある仕事を任されたときプレッシャーを感じたとして、
「自分にはまだ出来ないかも」(能力に対する不安)
「自分をよく見せなければ」「うまくやれなくてこいつはダメだと思われたらどうしよう」(周りからの評価に対する不安)
「同期に負けるわけにはいかない!」(失敗や負けることに対する不安)
「自分はこれをするのにはふさわしくない」(自分に対する不安)
「自分ひとりでやらなければ!」「どうせ足を引っ張られる」(周りに対する不安)
など、「プレッシャー」とひとくちにいっても、どこからそのプレッシャーが生まれてきているかは、ケースバイケースです。
ひとつの場合もあるでしょうし、複数の要因があることだってあります。
そして、不安や失敗が、自分の中の「何」と結びついているか、を観察してみて欲しいと思います。
どういうことかというと、
任された仕事に失敗する→
Aさんにがっかりされる→
「がっかりされるとどうなってしまうと思っているか」←ここのことです。
この会社では出世は望めない、と考えているのか、この部署ではもうやっていけない、と思っているのか、他なのか。それを見抜いてみて欲しいと思います。
それが明らかにできたら、「果たして本当にそうなのか?自分の勝手な思い込みではないのか?」を冷静に考えてみましょう。
上に挙げた例について他のも少し書いてみましょう。
自分の「何」と結びついているか
任された仕事に失敗する→
自分の○○の能力の低さに落ち込む→
「○○の能力が低いと、この会社でどうなってしまうと思っているのか」
仕事のプレゼンで同期に負けた→
競争に負けたと落ち込む→
「負けることで、自分はどうなってしまうと思っているのか」
仕事を任された→
自分がふさわしい人だった→
「自分がふさわしいことがわかってしまうと、どうなってしまうと思っているのか」
仕事を任された→
ひとりでやり切れずみんなに協力してもらってやりきった→
「一人では出来ずに、みんなとやるとどうなってしまうと思っているのか」
こんな感じで、自分の中の「何」と結びついているかをぜひ観てみてください。
何と結びついているかが見えてくると、
「自分はこんなものを握りしめていたのか」がよくわかります。
「ああ、○○の能力が低いとこの会社ではやっていけないと思っていたのか。でも冷静に周りを見渡してみれば、そうじゃない人もたくさん会社で活躍しているよな。」
みたいな発見が出来るかもしれません。
このプレッシャーの正体が掴めると、それまで感じていたプレッシャーの強度もだいぶ弱まっていることと思います。
ぜひ、単に場数をこなしてプレッシャーに慣れる、という戦法だけでなく、
「自分の内にあるものを観察してプレッシャーの正体を掴む」、という方法も身に付けてみていただけたらと思います。
いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
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