目標達成シート(マンダラート)

こんにちは。コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。
今日は、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手の影響で、テレビや記事で最近再度スポットを浴びている「目標達成シート」について書いていきたいと思います。
このシートは正式には「マンダラート」という名前があります。
私もだいぶ以前からこのシートは活用していて、クライアントさんの頭の整理や現状把握、アクションプランの策定など、さまざまな面で大いに役立っています。
MISSIONでは、このマンダラートをさらにひと工夫を加えて活用しているのですが、これについても紹介してみたいと思います。
◎今回は、記事の最後にシートのプレゼントもあります。
記事を読んで面白そうだと感じた方は、ぜひ活用してみてください。
目次
マンダラートの使い方について
はじめに、この目的達成シートと表現されている、「マンダラート」は、(株)ヒロ・アートディレクションズ代表取締役である今泉浩晃氏が、1987年にこの技法を考案したそうです。
マンダラ模様のようなマス目一つ一つにアイデアを書き込むことで、頭の整理や現状把握、思考を深めたり、アクションプランの策定などさまざまな活用が可能です。
紙と鉛筆があればすぐにできるため、手軽な発想法、思考法としてさまざまな場所で活用されています。
察しの良い方はお分かりかと思いますが、マンダラートという名前は、仏教のマンダラ(曼荼羅)に由来しています。
(曼荼羅とは、仏教(密教)の世界観を、当時文字の読めない人々にも、わかりやすく理解してもらうため、視覚的に分かるよう絵画で表した。多くは、主尊を中心に配置し、周りには諸仏諸尊が集まる楼閣の様子が描かれています。)
目的達成シート、マンダラートの作成方法、使い方、について説明していきましょう。
自分でシートを作る場合、まずは、白紙を用意します。
そして、用紙に縦3マス×横3マス、合計9マスのマス目を書きます。
次に、中心のマス目に、これから思考や発想を深めたい課題を書き込みます。
課題を書いたマス目の周りのマスに、課題に関連した語句を思いつくままに記入していきます。
9マスをすべてを埋めたら、課題以外の8マスの中から1マスの内容を選択し、そのマスに記入されていた内容を別紙に書いたマンダラート中心のマスに転記していきます。
新しいマンダラートは同様の手順を繰り返していきます。
言葉でイメージしにくい方は、大谷翔平の作成したシート画像を載せてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
マンダラートの効果効能
マンダラートの効果として、
・手法自体が使いやすい
・アイデアの量が増える
・アイデアがブラッシュアップできる
・意見の共有、組み合わせが可能
といった効果が確認されています。
マンダラートの最大の利点は、自分が考えていること、意識していることに関して明確化できること、だと思います。
今自分が何を考え、どういう状況にあって、どこに向かいたいと思い、そのためにはどうしたら良いと考えているのか。が一目で把握することができてしまいます。
また、明確に視覚化されているため、
この中で優先すべきものは何か、
アイデアの出し漏れはないか
といったことを、全体を俯瞰して観ながらチェックできるのも大きな強みです。
MISSION流マンダラート活用法
マンダラートを、コーチングオフィスMISSIONでは、上の画像のように、少しアレンジして活用しています。
今日は、それを最後にご紹介して締めとしたいと思います。
コーチングでは、スケーリングといって、「点数付け」を活用することがよくあります。
ある目標に対して、「達成できた状態が10点として、今は何点くらい?」
という感じで、現状に点数をつけてもらうことをします。
たとえば、「5点くらいかな」と返ってきたとしたら、
「じゃあ、6点の状態てどんな状態?そのためには何をすることが必要?」
という感じで10点の状態に近づけていきます。
この、「スケーリング」を、「マンダラート」に合体させたのが、上の画像にあるMISSION流マンダラート、「マンダラスコア」です。
上の画像は、大谷翔平の「体づくり」の部分の内容をピックアップして、マンダラスコア記載例として点数を記入してみました。
使い方はいたってシンプルです。
マンダラートと同様に、81マスを埋めていただき、取り組んでもらいます。
違う点は、その下に点数を入れる欄が3つあることです。
ここには、
一番左には、シートを書いた時点での今の点数(10点満点中何点か)を、
真ん中と一番右は、取り組んでいく過程での途中経過の点数を、
入れる欄となっています。
これによって、より現状把握が明確になっていきます。
自分がどこに取り組むと良さそうか、進むべき先も、点数が付いているのではっきりと見えてきます。
興味を持った方は、マンダラスコアシートをプリントアウトできるように載せておきますので、良かったらぜひプリントアウトして活用してみてください。
いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
マンダラスコアシートはこちらをクリック
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