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伝え方「4つのタイプ」を意識する



 

こんにちは。コーチングオフィスMISSIONの浅川孔明です。

今日は、「相手への伝え方」についてフォーカスを当ててみたいと思います。

普段わたしたちはいろいろな伝え方をその都度都度で選択して使っているのですが、自覚して使っていることは稀です。自分にも相手にとっても建設的な伝え方を、意識して選択できるように、今日の内容を参考にしていただければ幸いです。

それでは、「相手への伝え方」について4つのタイプをご紹介していきたいと思います。

 

目次

伝え方4つのタイプ

今日ご紹介する「伝え方の4つのタイプ」とは、大きく分けると、

・責める伝え方

・ガマンの伝え方

・イヤミな伝え方

・建設的な伝え方

の4つです。


まずは、「責める伝え方」から見ていきましょう。

・責める伝え方
この伝え方の特徴は、自分の気持ちや意見を相手への非難や批判として一方的に伝える点があります。
言いたいことを攻撃的に相手に伝えてしまうので、伝えた本人はスッキリするかもしれませんが、伝えられた相手は不愉快な気持ちになりやすく、怒りの感情を抱いたり、反発して攻撃してきたり、もしくは黙り込む、などの状態になりやすいです。
職場の同僚など、よく会う必要性がある関係性では、相手からは「あまり関わりたくない人」と認識され心を開いてもらえない、距離を置かれる、ということも起こってしまうかもしれません。


次に、「ガマンの伝え方」についてです。

・ガマンの伝え方
ガマンの伝え方の特徴は、自分の意見や感情を抱え込んで、はっきり伝えない点にあります。
伝えることに何らかの「怖れ」を根底に持っていることが考えられます。
自分を優先するよりも相手を優先するあまり、自分の気持ちや感情を抑え込み、言いたいことのほんの僅かしか表現しなかったり、そもそも我慢して言わないといった感じになります。
これでは、不満が募り、ストレスが溜まっていきます。
いつかささいなことで爆発して強烈な責める伝え方をしてしまったり、ある日突如として相手のもとを去っていなくなってしまう、みたいなことが起こることも考えられます。
相手を尊重しているというよりも、「嫌われないように」「傷つかないように」などの怖れが自分の根底にあるかを自覚できるかが大きなポイントだと思います。


次は、「イヤミな伝え方」です。

・イヤミな伝え方
イヤミな伝え方の特徴は、その名の通り、まわりくどい方法で自分の気持ちや意見を伝える点です。
まわりくどい言い方や露骨な態度で相手に自分の気持ちや意見を伝えよう(わかってもらおう)とします。
責める伝え方ほど直接的で攻撃的ではないので、その場での衝突は起こらないかもしれませんが、相手は嫌味に感じ、「付き合いにくい人」「気分を伺いながら付き合う人」という風に思われてしまうことも起こりえます。


ここまでの3つの伝え方は、どれも「人間関係を悪化させやすい」という特徴を持ったコミュニケーションです。

もうひとつ共通点として、
「相手の立場に立った」という視点が欠けている、
という共通点があります。

これはどういうことか。
それでは、最後の伝え方「建設的な伝え方」を見ていきましょう。

建設的な伝え方

最後の伝え方、「建設的な伝え方」について説明していきます。

・建設的な伝え方
建設的な伝え方の特徴は、自分も相手も大切にした伝え方であるという点です。
自分の意見を一方的に押し付けたり、自分の意見を無理に我慢したりしないため、お互いがオープンな頭と心(オープンマインド、オープンハート)で意思疎通を行うことができます。素直で誠実なコミニケーションと言えます。

では、具体的には、どのような伝え方をしてみると良いのでしょうか。

ポイントの1つ目は、「アイメッセージ」です。
主語を「あなたは」「あなたが」の「You」から、「わたしは」「わたしが」の「I」に替えてみることです。
主語を「私」にかえて、「私はこう感じた」「私はこれが嫌だった」「私はこうして欲しかった」と素直に表現することで、攻撃性は無くなり、相手が受け取りやすい表現になります。

2つ目のポイントは、「横の関係性、対等な立場で」相手と話すということです。
相手を、「上下」、「優劣」、でみなしていると、その態度や雰囲気は相手にも伝わるものです。
本来であれば伝わるものも伝わらなくなったり、受け取ってもらえるものも受け取ってもらえなくなることが起こってきます。こちらを攻撃してくる事態が起こることも考えられます。


最後に、ぜひ、お互いがお互いのコミュニケーションに責任を持ち、結果はそれぞれが責任を負っている、という意識を持ってみて欲しいと思います。
「私たちがこの結果を共に作り出している」、という主体性が、この建設的な伝え方の根底にはとても大切なポイントとなっています。


こうした建設的な伝え方は、心理的安全性を生み出したり、人間関係が円滑になったり、生産性が高まったり、、多くの効果をもたらしてくれます。

ぜひこの4つ目の「建設的な伝え方」を普段から意識して使うように過ごしてみてはいかがでしょうか。


いかがでしたか?
みなさんのなかで気になった部分はありましたか?
何か一つでも自分の人生のヒントに持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

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